「ガソリン代をとにかく安く抑えたい」
今回の記事は、お住まいの地域でガソリンを安価に購入するための方法をご紹介します。
結論から先に言うと、JA全農が運営するガソリンスタンド「JA‐SS」を、JAカードを利用して給油する方法です。
「JA‐SS」とは、赤と白の看板がトレードマークのセルフ方式のガソリンスタンドです。
都市部を除いた全国に店舗を展開しており、一度はこの看板を目にした人もいると思います。
JAカードは、国内最大の金融機関JAバンクと、クレジットカードの大手である三菱UFJニコスが提携して発行いるクレジットカードです。
業界最大手どうしがタッグを組んで発行しているクレジットカードのため、機能性と信頼性を兼ね備えたクレジットカードです。
本記事の執筆者は、危険物取扱責任者乙種4類の資格を保有し、実際に燃料関係の仕事に従事した経験があります。また、JAカードを7年以上実際に使用して感じた、本当におすすめできるメリットをご紹介します。
今回ご紹介する節約コンビは、JA‐SSが近くにある場所であればどこでも実践できます。ぜひ参考にしてみてください。
目次
JA‐SSはなぜ安いのいか?
ガソリンの価格は、お住まいの地域によってかなりのバラつきがあります。
地域によって価格差はありますが、JA‐SSは地域の中でもガソリンの価格が安く設定されています。
ではなぜ、JA‐SSは地域の中でも安くガソリンを販売できるのでしょうか?
その理由は、各店舗ごとに地域最安値のガソリンスタンドの価格に合わせて、価格を設定しているからです。
ガソリンをとにかく安く販売しているライバル店が近くにあれば、そのライバル店の価格に合わせて赤字覚悟で価格を設定しています。
地域密着型のJAらしい価格設定をしているのです。
そのため、強豪ライバル店が近くにあるJA‐SSほど、価格が安く設定されています。
さらにほとんどの店舗では、週末になると特売日と称して、値引きキャンペーンを実施します。値引価格や対象日などは各店舗によって異なりますが、特売日にあたる週末にJA‐SSを利用するのがおすすめです。
現金での取引の場合、安さ勝負では強豪ライバル店にはかないません。しかし、特売日+JAカードを利用すれば、強豪店よりもお得に給油することが可能です。
JAカードとは?
JAカードは序盤でご説明した様に、国内最大の金融機関JAバンクと、クレジットカードの大手三菱UFJニコスが提携して発行いるクレジットカードです。
ここからは、JAカードの詳細について説明していきます。
JAカードは、いわゆるJAの組合員にならなくても、誰でも発行できるクレジットカードです。
JAカードの種類
カードには4種類の絵柄があり、お好きな柄を選択することができます。
1回のカード申請で、カード申請をした本人会員と、本人会員の配偶者や親・18歳以上の子どもが利用できる、家族会員の2種類のカードが発行可能です。
また、JAカードには「一般カード」と「JAゴールドカード」の2種類あります。
JAゴールドカードには、国内・海外旅行時の損害保険サービスなどの、保険サービスが付帯されています。万が一のときには役立つ機能かもしれませんが、年会費が初年度から11,000円と少し割高です。また、一般カードには年会費を控除するための条件がありますが、JAゴールドカードには存在しないので、あまりおすすめしません。
なので今回の記事では、一般カードに的を絞ってご紹介していきます。
特徴① 年会費について
気になる年会費については、初年度の年会費は無料になります。
次年度以降は、本人会員は年会費が1,375円(税込)、家族会員が440円(税込)の年会費が必要になります(JAカードにロードアシスタントサービスを付属させることもできます。その場合、年会費は次年度以降は1,870円(税込)になります)。
この年会費ですが、次の3つの条件のいずれかに当てはまれば、本人会員・家族会員ともに次年度以降も年会費は無料になります。
- 年間の利用代金の合計金額が12万円以上の場合
- 電気代の支払い登録
- 携帯電話利用料のお支払い登録
年間の利用代金の合計金額が12万円以上の場合
年間で12万円以上と聞くと、少し高く感じるかもしれません。ですが、普段ガソリンスタンドを利用されている方であれば、年間のガソリン代だけで12万円以上の利用をすることが可能です。
ショッピング枠のご利用でも、リボ払いや分割払い手数料、会員情報誌購読料などの利用は対象外となります。
電気代の支払い登録
新電力会社を除いた、大手の電力会社のお支払いが対象となります。
対象となる電力会社は、北海道電力、東北電力、東京電力、中部電力、北陸電力、関西電力、中国電力、四国電力、九州電力、沖縄電力です。
電気代の支払いをJAカードに設定するだけで年会費が無料になるため、ガソリンスタンドの利用回数が少ない方は、設定した方が良いでしょう。
携帯電話利用料のお支払い登録
携帯電話の利用料の支払い登録をすることでも、会員費は無料になります。
対象の携帯会社は、au、NTTドコモ、ソフトバンク、ワイモバイルが対象です。こちらも、大手の携帯会社のみが対象となり、格安携帯会社などは対象外となるためご注意ください。
また、コンビニエンスストアや、携帯ショップの店頭で支払った場合も、対象外となります。
このように次年度以降の年会費は存在するものの、簡単に無料になるサービスを受けることができます。
JAカードの特典
JAカードには様々な特典があります。この特典を利用することで、ガソリン代や生活費を安く抑えることができます。また、普段のお買い物にも役立つ特典もあり、お財布に優しい特典が豊富です。
JA‐SSでの値引き
JA‐SSやホクレンSSでの給油時にJAカードを使用すると、最大で2円/ℓの値引きを受けられます。
この値引きは、給油代金の引き落とし時に適用されます。そのため給油時のモニターには、値引き前の価格が表示されますが、あとで確認するとちゃんと値引きされてます。
ただし、中には値引きの対象とならないスタンドもあるため、下記公式サイトより対象のスタンドをご確認ください。
JA直売所やファーマーズマーケットでのお支払いが5%オフ
全国各地に存在する、JAが運営する直売所やファーマーズマーケット。毎朝農家の方から直接農産物を仕入れているため、新鮮な農作物を安く購入できるお店です。そこでの買い物時にJAカードを利用することで、商品が5%オフで購入できます。
近所にJAが運営するファーマーズマーケットがある方なら、この特典の恩恵を最大限活用することができます。
また、近くにファーマーズマーケットがない方でも安心してください。北は北海道から南は沖縄まで、全国に1,700店舗近く存在するため、旅行時の買い物にも活躍します。
筆者も沖縄に旅行に行った際に、現地のファーマーズマーケットで利用して、5%オフで農作物を購入できました。
各地の特有な農作物をお得に購入できるため、直売所めぐりや旅行が趣味の方にもおすすめしたい特典です。
JAが運営する直売所以外にも、市町村などが運営する直売所もあり、見分けがつきにくいです。
見分け方は、JAが運営する直売所には下の画像のようなポスターが貼ってあります。
ショッピングでポイントがたまる
JAカードには「わいわいプレゼント」というポイント交換機能があります。
1か月間のショッピングの利用金額1,000円につき、1ポイントが付与されます。獲得したポイントは、獲得した年度を含めて2年間有効です。
他のクレジットカードのポイントと異なる点は、1回の買い物の金額ではなく、1か月間の利用金額がポイント付与の対象となる点です。1回の買い物の金額が高くなくても、1か月間に買い物を定期的にする方なら、確実にポイントが付与されるメリットがあります。
たまったポイントで、キャッシュバックや商品の交換をすることができます。
キャッシバックの場合、1ポイントにつき4円をJAカードの利用代金から差し引かれます。
獲得したポイントを商品に交換する場合は、日用品や電子マネー、共通ポイントとして交換することができます。
しかし、JAカードのポイント還元率は他のクレジットカードと比べてあまり高くありません。ポイントの還元率が低いのがデメリットですが、その分現金値引きの特典が多いのがJAカードの良いところと言えます。
まとめ
結論、JA‐SSを週末の特売日に利用し、お支払い方法をJAカードにすることで、最大限の値引きでお得に給油することができます。
全農が運営するJA‐SSやホクレンは、北海道から沖縄まで日本全国に店舗を展開しています。お近くにJA-SSがある方なら、誰でも実践することが可能です。
またJAカードには、ファーマーズマーケットなどでお得に買い物できる特典もあるため、生活費の削減につながります。
近くにJA関連の施設がある方は、特におすすめのクレジットカードです。
さらに今ご入会いただくと、最大で12,000ポイントが付与されるキャンペーンを実施中です。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
コメント