鳥山明原作の漫画、ドラゴンボールに登場する戦闘民族の「サイヤ人」。
サイヤ人の名前の多くは、野菜の名前をもじってつけられています。
名前の由来となった野菜には、サイヤ人と同じように強力な潜在能力を持った野菜も多くあります。
今回の記事では、食べると健康になれる野菜7つを、サイヤ人別に分かりやすく紹介していきます。
野菜の中には筋トレの効果を高めたり、美肌効果をもつ野菜もあります。習慣的に食べることで、生活習慣の改善につながり、人生を変えることができます。
野菜を食べて、スーパー野菜人を目指しましょう。
目次
孫悟空(カカロット) = ニンジン
誰もが知っているドラゴンボールの主人公。
いまさら説明不要ですが、サイヤ人名の「カカロット」は、英語でキャロット(ニンジン)からきています。
美肌効果のあるニンジン
そんなニンジンは緑黄色野菜に分類され、野菜の中でもトップクラスのβ‐カロテンの含有量を誇ります。
β‐カロテンは、肌や血色がよくなる効果があるため、美容や魅力度を上げるためにはもってこいの野菜です。
ニンジン特有のオレンジ色は、このβ‐カロテンによるものです。悟空の道着がオレンジ色なのも、ニンジンとの共通点ですね。
β‐カロテンは、体内に取り込まれると必要に応じてビタミンAに変換され、皮膚や粘膜が丈夫になり、免疫力が高まる効果が期待できます。
またβ‐カロテンには強力な抗酸化作用があります。抗酸化作用とは、老化やがん、しみ、しわの原因となる、年齢とともに増加する活性酸素から体を守る作用のことを言います。なので肌の老化防止や若々しさの持続にも役立ちます。戦闘民族のサイヤ人も、若い時期が長いのが特徴です。
このβ‐カロテンは熱に強く脂溶性のため、食用油と一緒に調理すると吸収率は生食の10倍ほど高まるとされています(#もってくれよ!!界王拳10倍だ!)
まさに調理法次第では、界王拳並みの吸収力を発揮することができます。
ブロリー = ブロッコリー
ブロリーについて
ブロリーは劇場版ドラゴンボール計5作に登場するサイヤ人です。
「ドラゴンボールZ」3作に登場する旧作ブロリーと、「ドラゴンボール超」2作に登場する新作ブロリーが存在し、キャラ設定や生い立ちが微妙に異なります(旧作映画はアニメスタッフが制作し、パラレルワールドとされている。新作は鳥山明が原案したため原作となる)。
旧作ブロリーは、生まれたときから驚異的な潜在能力を秘めていました。そのため、サイヤ人の王ベジータ王から危険視され、排除されそうになります。しかし潜在能力が覚醒して生き残ります。普段は大人しそうな見た目ですが、伝説の超サイヤ人になると残虐非道な性格が露わになります。
一方新作のブロリーは、生まれたときから驚異的な潜在能力を持っていたため、辺境の惑星に飛ばされます。そして、その惑星で父親のパラカスと共に、根はやさしいサイヤ人として成長していきます。
ブロッコリーの潜在能力
潜在的な戦闘能力を持つブロリーのように、ブロッコリーには様々な栄養素が含まれています。
ブロッコリーは緑黄色野菜に分類され、β‐カロテンは、ビタミンC、パントテン酸、葉酸など様々な栄養素を含みます。葉酸は赤血球の形成を助ける働きがあり、野菜の中でも含有量はトップクラスです。
中でもブロッコリーに含まれるスルフォラファンは、強力な抗がん作用を持ち、新芽に多く含まれています。
そしてブロッコリーには、筋肉に不可欠なタンパク質が100gあたり4.3gも含まれ、鶏肉、たまごと並んで筋肉食材として有名です。
また、ブジインドリルメタンとI3C(インドール‐3‐カルビノール)という物質も豊富に含みます。この物質は、女性ホルモンのエストロゲンを抑え、男性ホルモンのテストステロンを増強する働きを持ちます。テストステロンは、筋肉の肥大に大きく関係しています。そのため、ブロッコリーを食べることで、筋肉が付きやすい状態にすることができます。
ブロッコリーには、筋肉の成長に効果的な成分が豊富に含まれています。伝説の超サイヤ人のブロリーのように、ムキムキになりたい人には必ず食べたい野菜です。
パラガス = アスパラガス
パラガスでございます。
パラガスは、ブロリーの父親として劇場版に登場します。
ブロリーと同じく、旧作と新作で微妙にキャラ設定や背景が異なります。驚異的な潜在能力を持った息子ブロリーと共に、ベジータパパから迫害されるも生き残ります。
そして、ブロリーを利用してベジータ王族への復讐、全宇宙の支配を目論む野心家です。
アスパラガスの栄養素
アスパラガスは緑黄色野菜に分類され、カロテンやビタミンC、E、Bなどのビタミン類を豊富に含みます。中でも、アスパラガスから発見されたことで有名な、アスパラギン酸を穂先に多く含みます。
アスパラギン酸はアミノ酸の一種で、疲労回復やスタミナ増強の効果があります。また新陳代謝を高めたり、利尿作用を高める効果も期待できます。
また、穂先にはルチンという毛細血管を丈夫にする働きを持つ物質が含まれ、間接的に血圧を下げる効果が期待できます。
ビタミンCやルチンは水溶性で、水に浸したり、長く茹ですぎると流失してしまいます。そのため、炒め物やグリルで焼き物にすることで、これらの栄養素を効率的に摂取することができます。
ケール = ケール
ケールについて
ケールは「ドラゴンボール超」に登場する、第6宇宙の女性サイヤ人です。
「力の大会」で悟空の対戦相手として登場します。
普段のケールは細身で、弱気な戦いを好まない性格です。しかし、一度スーパーサイヤ人に変身すると、潜在的な戦闘能力を発揮し、暴走状態となります。普段の弱気な性格は一切なくなり、残虐な性格へと変貌してしまいます。
その特性から、女性版ブロリーとも呼ばれています。
野菜の王 ケール
緑黄色野菜のケールは野菜の王様とも言われ、キャベツやブロッコリーの原種とされる存在です。
ドラゴンボールの世界では、ベジータがサイヤ人の王子ですが、現実ではケールが野菜の王様とされてます。
ケールは野菜の王様と言われるだけあって、豊富な栄養を含みます。ビタミンC、E、Kなどのビタミン類に加え、カリウム、カルシウムなども豊富です。カルシウムは野菜の中でもトップクラスの含有量を誇り、丈夫な歯や骨を形成する働きを持ちます。カリウムは、
またお肌によく、生活習慣病の予防効果が期待されるβ‐カロテンが豊富に含まれます。
ケールはお肌の美容や、健康維持ためには欠かせない野菜です。(#ドラゴンボールのケールも、お肌綺麗そう)
その美容効果の高さから、海外セレブからも注目を集めています。日本ではあまりなじみが無いですが、世界の女性から美容やダイエットの観点から注目を浴びている超野菜なのです。
さらにβ‐カロテンやビタミンAの効果で、体の粘膜が丈夫になります。風邪をひきやすい方や、口内炎ができやすい方にもケールはおすすめです。
しかしケールといえば青汁の原料で有名で、苦いイメージがあります。ですが、寒い時期に成長するケールは、葉が凍結しないように糖度をぐっとあげます。そのため、1月の糖度は、イチゴの糖度と変わらないほどの糖度になります。
ケールに含まれるビタミンCやカリウムは水溶性のため、調理の際は注意が必要です。加熱時間を短くしたり、スープのように汁ごと飲むことで、栄養の損失を少なくすることができます。
また筆者おすすめの取り方は、スムージーで飲むことです。セブンイレブンでは手軽にケール入りのスムージーを買うことができます。
カリフラ = カリフラワー
カリフラについて
カリフラは「ドラゴンボール超」に登場する、第6宇宙の女性サイヤ人です。
同じく第6宇宙のサイヤ人であるケールから慕われており、「あねさん」と呼ばれています。
ケールとともに「力の大会」に参加して、悟空と対決します。
見た目も鮮やか カリフラワー
カリフラワーはブロッコリーの突然変異種。緑黄色野菜のブロッコリーとは異なり、淡色野菜に分類されます。
栄養面ではブロッコリーには及びませんが、ビタミンCなどの美容効果や免疫力を高める物質を豊富に含んでいます。ブロッコリーに比べて、熱によるビタミンCの損失が少ないというデータもあります。カリフラワーの方が、加熱しても効果的にビタミンCを摂取できそうです。
特に茎の部分の方が、つぼみ部分の倍以上のビタミンCが含まれていると言われています。カリフラワーは茎まで食べたい野菜です。
またカリフラワーの魅力は栄養素だけでなく、彩のよさにもあります。現在では白色のカリフラワーだけでなく、オレンジや紫のカリフラワー品種もあります。また、ブロッコリーとカリフラワーの中間的位置づけにある、ロマネスコという変わった形のものもあり、サラダや料理に彩を与えてくれる野菜でもあります。
キャベ = キャベツ
キャベについて
キャベは「ドラゴンボール超」に登場する、第6宇宙のサイヤ人です。
優しくまじめな性格で、雇われて悪人たちを倒すのを生業としています。「破壊神シャンパ編」から登場し、ベジータと対決します。ベジータとの闘いの中で、ベジータに対する怒りをきっかけに、はじめてスーパーサイヤ人として覚醒します。
その後、カリフラ、ケールとともに「力の大会」にも参加します。
胃腸にやさしい キャベツ
キャベツはケールの葉が変化して、結球したものがルーツとされています。
キャベツは一年中スーパーで見かけますが、冬に出回っている冬キャベツは、葉がしっかりとして甘みがあるのが特徴で、ロールキャベツなどの煮込み料理に向いています。
春ごろに出回る春キャベツ(新キャベツ)は巻きが緩く、葉が柔らかいので、千切りキャベツなどの生食に向いています。
キャベツから発見されたことで有名な、キャベジンを多く含みます。キャベジンは、胃潰瘍や十二指腸潰瘍などの胃腸障害を予防・改善する働きがあるとされています。
キャベジンは熱に弱く、加熱すると減少してしまいます。またキャベツには、ビタミンCやカロテンなどの水溶性の栄養素も多く含みます。
これらの栄養素を損失なく吸収するためには、千切りキャベツやサラダなどの、生食で摂取するのが向いています。
ちなみに、ビタミンCは外葉と芯の周りに、カロテンは外葉に多く含まれているとされていて、一番外側の葉以外は捨てずに食べるように心がけましょう。
トーマ = トマト
トーマについて
トーマは「ドラゴンボールZ たったひとりの最終決戦」に登場するサイヤ人です。孫悟空の父親である、バーダックの地上げ屋の仲間として登場します。しかし、最終的にはフリーザ軍のドドリアさんにやられてしまいます。
リコピンが豊富なトマト
トマトの赤色は、リコピンという色素成分によるもので、このリコピンの効果が絶大です。
リコピンは炎症の軽減作用が高いとされています。炎症は年齢を重ねるごとに少しずつ進行し、心臓病や脳卒中、心房細動などの原因となります。特に内臓脂肪がたまると慢性炎症が起こりやすくなり、病気のリスクも増えてしまいます。
リコピンには、このような炎症の影響により発生する病気の予防効果があり、ガンや老化を予防する抗酸化作用があります。
リコピンの吸収率を上げるには、生食よりもペースト状になったものや、加熱調理された加工品の方が高くなることが知られています。
地中海式ダイエットで効果バツグン
トマトは、オリーブオイルなどの油脂と合わせると最強のコンビネーションを発揮します。
オリーブオイルにはリコピンの吸収率を高める効果があります。さらにオリーブオイルに含まれるオレイン酸には、コレステロールを下げる効果があります。トマトとオリーブオイルのフュージョンで、相乗効果でコレステロールを下げることが期待できます。
このように、オリーブオイルとトマトなどの野菜、魚を使った地中海式料理を取り入れることで、ダイエットや生活習慣病の改善につながります。
まとめ
ドラゴンボールのサイヤ人の様に、野菜には様々な潜在能力(栄養素)が含まれています。
これらの野菜を習慣的に摂取することで生活習慣の改善につながり、野菜で人生を変えることができます。
最後までご覧いただき、ありがとうございます。
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