ユリを育ててみた

家庭菜園

 今回は鉢植えでユリを育ててみた様子を紹介したいと思います。

比較的栽培管理がしやすく、花がとても綺麗なので家庭菜園におすすめです。

球根を植える

 用意するもの

  • ユリの球根(今回はオリエンタル系ユリと八重咲きのユリ)
  • プランター8号程度
  • ユリ用または球根用培土

 ユリの球根の植え付けは、10〜11月頃に行います。まず、ホームセンターで購入したユリ用または球根用の培土をプランターに入れます。プランターは長方形のプランターに複数個植えても大丈夫ですが、密集して病気になる可能性もあるので、一個ずつ単独の8号程度の鉢に植えるのが良いです。培土を入れたら、球根を植えるための穴を掘ります。ユリは球根の上部からも根が伸びて、そこから養分や水分を吸収します。そのため、深めに穴を掘って球根を植えます(およそ球根3個分くらい)。球根を植えたら表面を平らにします。その後、芽が出るのがおおよそ3月~4月頃になります。その間は、土が乾いたら水を与えます。

発芽と伸長

 3〜4月になると発芽が始まります。このくらいの時期に粒状の緩効性肥料を追肥します(あらかじめ肥料が含まれている球根用の培土であれば、追肥を省いても開花に影響はみられまれんでした)。芽が出た後も土が乾かないように毎日水やりします。その後はどんどん草丈が伸びていき、5月ごろになると花芽ができてきます。その頃になると、アブラムなどの害虫や病気が発生しやすくなるので、注意して観察しましょう。僕の場合は、花芽の部分にアブラムが発生したので、すぐにオルトランを散布しました。発生原因は、株を密集させすぎてしまったために風通しが悪くなり、沢山アブラムが発生してしまったと考えられます。アブラムを除去するのに農薬を使いたくない方は、天敵であるてんとう虫を捕まえてきて食べさせたり、お酢の力で除去するスプレー剤もありますので、ぜひ試してください。

スプレー型のオルトラン

ユリの開花

 6月頃になると花芽が開花して、大きなユリの花が咲くようになります。

また咲き終わったユリの花弁は取ります。そして、来年も同じように綺麗な花をたくさん咲かせるためには、種子も切り取る必要があります。下の写真のように花弁が全て無くなった後に残る筒状の物に種子が入っています。

種子は切り取ります

種子を残したままにしておくと、来年のために必要な養分が種子に回ってしまうため、切り取るようにしましょう。そして、11月頃になるとユリの株が枯れ始めるので切り取ってしまいます。この時、緩効性肥料を追肥します。その後は、地中に残った球根から、来年の3月ごろにまた芽が出ます。

ユリ栽培のまとめ

 今回ユリの栽培を通して、栽培管理が非常に簡単だと感じました。球根を植えてから開花まで、土が乾かないように水やりをするのと、病気や害虫がつかないように気をつけていれば最低限育つので、非常に管理が簡単でした。また、ユリは他にも色々な品種がありますので、是非ユリの栽培をしてみてください。

最後までご覧いただきありがとうございます。

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