今回は、仕事の中に潜む、色々な法則について簡単にまとめてみました。
目次
パーキンソンの法則 期限ギリギリになってから仕事に取かかってしまう
パーキンソンの法則は、仕事は与えられた時間を使い切るまで膨張してしまうという法則です。例えば、月曜日に「今週中にこの仕事やっといて」と上司に頼まれても、金曜日まで時間があるので後回しにして、結局期限ギリギリになってから取り組みだして仕事が終わらないことなどです。また、夏休みの宿題を、8月31日にまとめてやってしまうのもこのパーキンソンの法則と言えます。
以前の僕も、上司に仕事を頼まれたときに、「まだ時間があるので後でやろう」と決めたものの、やるのをすっかり忘れてしまい怒られるタイプです。最近は、仕事を頼まれたら、緊急の仕事がある場合を除いて、すぐに手を付けるようにしています(笑)。また、逆に誰かに仕事を頼むときは、なるべく短い期間でやってもらうようにお願いするようにしています(自分がこれをやられるとイヤですけど)。
ディヘイの法則 簡単な仕事は後回しにしてしまう
ディヘイの法則は、簡単な仕事ほど、いつでもできると思ってしまい、後回しにしてしまう法則です。そして、後回しにしたことで内容を忘れてしまって、後々大変なことになる可能性もあります。簡単な仕事でも、後回しにするとややこしくなってしまうこともあるので、早めに取り組むかメモに残しておくのが良いそうです。
仕事以外でも、人生のちょっとした挑戦したいことを、いつでもできると思って後回しにしてしまった結果、忘れて実行できていない場合がありそうなので、普段からディベイの法則には注意したいと思いました。また、ディベイの法則とパーキンソンの法則がダブルで発動してしまうと、どんどん先送り効果が倍増してしまうので気を付けたいところです。
エメットの法則 仕事は早めに取り掛かった方が良い
エメットの法則は、作業を先延ばしにしてしまうことで、すぐに取り掛かった場合に比べて、倍の労力と時間を費やしてしまうという法則です。作業を先延ばしにしてしまうと、思い出すのに余計な時間を費やしてしまうので、余計な時間がかかってしまいます。作業ははなるべく先延ばしにせずに、すぐに取り掛かるのが良いことです。パーキンソンの法則とディベイの法則で仕事を後回しにしてしまうと、追加効果のエメットの法則が発動してしまうので、当たり前ですが、仕事は早めに終わらせるのが良いと言うことが改めて分かりました。
ハインリッヒの法則 重大事故が起こる前には何かしらの前兆がある
ハインリッヒの法則は、300:29:1の割合で表され、重大事故の前には、29個の軽めの事故と、300個のヒヤリとする事態が起こっているという法則です。最近ヒヤリとするミスが続いたら、大きなミスが起こりうる前兆かもしれないので注意した方が良いということです。
僕の場合、ヒヤリとしたことが続いても、「まあ、たまたまでしょ」と思ったり、注意してても結局とんでもない事態に巻き込まれがちです。また、町を歩いていて、知らない人にガン付けられたりして、悪いことが連続して起こった場合は、自然に歩くスピードを落としたりすると、悪いことが起こらなくなる気がします(何の根拠もないですが)。
ピーターの法則 職場に無能な上司しかいない理由
初めはどんなに優秀な社員でも、出世し続けるといつかは能力の限界を迎えてしまい、無能な管理職になってしまうという法則です。本当に一握りの優秀な人だけが最後まで出世し、ほとんどの人は無能になって、現在の地位に落ち着いてしまいます。日本の会社では、一度昇格すると降格しにくいシステムになっているので、結果的に管理職に無能な人が集まってしまいます。
この法則通りなら、管理職はだいたい無能だと割り割り切ってしまうしかないようです。逆に、自分も出世し続けると、いつかは無能な管理職になってしまう可能性があるということです。
無能な管理職にならないためには、会社側の昇級システムの問題もあるので改善は難しいです。僕は、変な仕事を頼まれない為に、仕事できますアピールはしないようにしています。
ブルックスの法則 急な人員追加してもむしろ逆効果
ブルックスの効果は、遅れているプロジェクトに急な人員追加しても、技術を習得するたのめ時間が掛かるためむしろプロジェクトが遅れるという法則です。また、慣れない作業でエラーを起こしやすく、逆にプロジェクトを遅れさせてしまう可能性もあることです。
僕の場合も、1週間前に超繁忙期の部署にいきなり異動を告げられたことがあります。そして、異動してから仕事でミスをしてしまい、これまで長年かけて上げてきた社内評価を下げられた経験があります(ぴえん)。
ボッサードの法則 同僚が次々と社内恋愛していく
ボッサードの法則は、相手との物理的な距離が近ければ、心理的な距離も縮まるという法則です。社内恋愛が多いのはこのボッサートの法則が関係しているかもしれません。もし、社内に気になる人がいるなら、セクハラにならない程度に距離を詰めれば、仲良くなれるかもしれないです。
僕は、職場におっさんと野郎しかいないので、この法則を使って恋愛をするのは厳しいので、もうあきらめております。
単純接触効果 コミュ障でも会うたびに仲良くなれる
これは、もともと興味のなかった事柄でも、何回も見聞きすることで興味を持つという心理現象です。CMソングを何回も聴くことで、曲が好きになってしまうのもこの効果による影響です。ボッサードの法則とも似ています。営業などの仕事の場合、お客さんのところに何回も足を運ぶ事で、心を開いてくれる可能性もあります。僕の場合は、何回も行き過ぎて嫌がれた事もありますので、相手に嫌がられない程度に合うようにした方が良いです。
カラーパス効果 占いのラッキーアイテムばかり目につく
カラーパス効果は、ある事柄を意識することで、無意識にその事柄に関する情報が集まる法則のことです。嫌な上司や、好きな人とやたら出くわすなと思ったら、その人の事を意識してしまっているかもしれません。また、自分の叶えたい夢を意識することで、自然とその情報が入って来る効果もあるため、目標達成のために利用したい効果になっています。
傍観者効果 誰かがやるからやらなくていいだろう
傍観者効果は、目の前で緊急事態が起こった際、周りに多くの人がいればいるほど、援助行動が抑制されて、誰も助けに入らなくなる心理現象のひとつです。仕事の場合、上司が面倒な仕事の依頼するとき、社員全員の前で依頼してしまうと、全員傍観者となってしまい、誰も率先してやりたがらない状況になるのもこの効果の影響です。この背景には、責任を取るのが嫌、やったことで非難されたくないなどの心理状況が影響しています。傍観者効果を避けるためには、全ては自分事と捉えて仕事することと、仕事を任せる場合は、当番や役割を明確に振り分けて協力していくことが大切です。
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