小笠原諸島へ旅行した話④

旅行

前回の話はこちらをご覧ください→小笠原諸島へ旅行した話③

父島到着3日

 3日目は、ハートロックツアーに参加しました。ハートロックは、父島の南端にある千尋岩の通称で、特殊な断層と赤土の影響で、形や色がハート型に見えるのでハートロックと言われています。ちなみに昨日上陸した南島からはその形がはっきり見えました。下の写真を見るとよく見ると確かにハート型に見えます。今回は、父島のジャングルを往復6時間程度トレッキングしながら、ハートロックの上部へ行くツアーになります。今回は「オガツアー」さんのツアーに参加しました。

ツアー前に起きたトラブル  (長くなるので読み飛ばしてもらっても構いません)

 ツアーの参加者は、市街地に集合することになっていました。また、ちょうど所持金が底をついていたため、市街地にしかないATMでツアー料金をおろしたかったので、バスで街に向かうことにしました。宿泊先から20分ほど歩いた所にあるバス停まで行き、路線バスで市街地に向かおうとしました。しかし、ここで気をつけないといけないことは、小笠原では曜日感覚が狂うことです。この日は土曜日なのに平日と勘違いしており、土日は路線バスの本数が少なくなるため、いくら待ってもバスが来ませんでした。ツアー代金を払うためどうしても街に行かないといけないのに、バスが無くて街まで行けない状況に。どうしようか迷ったあげく、勇気を出して人生初のヒッチハイクに挑戦しました(笑)。そして、たまたま止まってくれた人が、昔シャンティーバンガローのオーナーのもとで働いたことがあったため、話が合い町まで乗せていただけました。本当に助かりました。

そして、無事に町に着いてATMでお金を下ろせたので、ツアーに参加します。

ハートロックツアー

 このオガツアーのガイドさんがとても特徴のある方で、ツアー中は終始面白いトークで盛り上げていただけました。まずは、街からマイクロバスに乗り、ハートロックまで通じる山道の入り口まで向かいます。山道の入り口に近づくにつれて、どこか見慣れた景色に近づいていきました。それもそのはずで、山道の入り口はなんと、宿泊先のシャンティ-バンガローのすぐ裏手にあったのです。さっきまでいた場所に戻ってきました(笑)。さらに、シャンティ-バンガローに宿泊した人は、ここからの集合でもよかったそうです。同じ宿に泊まって、仲良くなった人もここからツアーに参加されてみえました(超恥ずかしい💦)。しかしこの勘違いと、ヒッチハイクしたことをネタにして、ツアーに参加した人の爆笑を取って超仲良くなれたので、結果オーライです💦。それはさておき、ここから父島のジャングルをトレッキングしながら、ハートロックへ向かいます。

道中では、父島特有の植物を見ることができました。光るキノコもありましたが、昼間だったので全く光っていませんでした。また、道中には太平洋戦争中の旧日本軍の遺産も残っていました。

3時間ほどジャングルの中を歩くと、酸化した鉄分が含まれる、赤土の開けた場所に出ました。そこから、さらに数分歩くと、ようやくハートロックの頂上にたどり着きました。ハートロックの上から眺める景色は息をのむほどの絶景でした。この場所を例えるなら、ミスチルの「Tomorrow never knows」のPVで桜井さんが歌っているような断崖絶壁でした。

30℃越えの南国の暑さの中を何時間も歩くのはかなり大変でしたが、ハートロックからの絶景を見て、一瞬で疲れが吹き飛びました。そして、ここでしばらく記念写真を撮った後、来た道をまた下山しました。帰りは、ガジュマルの大木が生えているスポットに立ち寄り、記念写真などを撮りました。

そして、無事に元の山道入り口まで戻ってきてツアーを終えました。

 今回のツアーに参加してみて、ガイドさんがとても気さくな方で、ツアー中は面白いトークの連続で飽きることはありませんでした。また、他のツアー参加者との会話を取り持ってくれたりして、参加者全員と仲良くなることができました。僕も普段は口下手な方なのですが、ツアー中(ひいては父島にいる間)ずっと、自分に自信をもって積極的に会話に参加することができました。

ある意味、この島の人と環境が、僕の性格を良い方向へ変えてくれました。

 普段の生活では見れない、自分の一面が見られたような気がしました。この体験だけでも、ここに来て良かったと感じました(たまにホームシックに陥る時もありました笑)。

次回、最終話の小笠原諸島へ旅行した話➄🈡へ続きます。

コメント

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